フライアウトという指標(6)

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 今回は事例の紹介です。
 2015年のプロ野球のデータを取り上げます。できるだけ公式記録集などに載らないような記録に着目していきます。

 前回はフライアウトとライナーアウトが多い投手のランキングを見てきました。今回はフライアウトとライナーアウトが多い打者のランキングを紹介します。

 下表はフライ(フェアゾーンに飛んだもの)によるアウトのランキングです。1つ目の表がフライアウト数の多い順(20位まで)、2つ目の表がフライアウトの割合(打席数で割り算)が高い順です。2つ目では打席数を150以上とし、フライアウトの割合が22.0%以上(打者全員のフライアウトの平均は17.4%)を掲載しました。投手では22.7%以上を掲載しましたが、打者では該当人数が少ないので、22.0%に下げています。数値は「エキサイトベースボール」を参考にしました。手計算による集計のため、正確性の保証はできないことをご了承ください。

 フライアウト数の1位は昨年と同じくルイス・クルーズ(ロッテ)でした。積み上げていく記録ですので、当然のことながら上位には打席数が多いレギュラー野手が並んでいます。

 続いて、フライアウトの割合を見ていきます。
 1位は昨年と同じくルイス・クルーズ(ロッテ)の30.6%で、フライアウト数に続いてのトップでした。2位が25.9%ですので、群を抜いていると言えます。

 続いて、ライナーアウトです。下表はライナーアウト(フェアゾーンに飛んだもの)によるランキングです。1つ目の表がライナーアウト数の多い順(18位まで)、2つ目の表がライナーアウトの割合(打席数で割り算)が高い順です。2つ目では、これまでと同様に打席数を150以上とし、フライアウトの割合が2.3%以上(打者全員のライナーアウトの平均は1.6%)を掲載しました。
 なお、外野手へのライナーアウトはほとんどなかった(年間4個)ので表から省きました。また、キャッチャーへのライナーというのも現実に起こることはないので表から省きました。

 ライナーアウト数の1位は鈴木大地(ロッテ)秋山翔吾(西武)で、鈴木は昨年も1位でした。これも積み上げていく記録ですので、当然のことながら上位には打席数が多いレギュラー野手が並んでいます。

 続いて、ライナーアウトの割合を見ていきます。
 もともとライナーアウト自体が起こりにくいです。野手の正面に飛べばアウトになりますが、打球が速く滞空時間が短い打球だと野手の守備範囲の近くに飛んでも安打になりやすいからです。全打席数に占める割合は1.6%ですので、打者同士の差がつきにくい指標と言えるかもしれません。
 1位は本多雄一(ソフトバンク)の4.02%で、特にショートライナーの割合が高くなっています。

 最後に、ファールフライアウトです。下表はファールフライアウトによるアウトのランキングです。1つ目の表がファールフライアウト数の多い順(17位まで)、2つ目の表がファールフライアウトの割合(打席数で割り算)が高い順です。2つ目では、これまでと同様に打席数を150以上とし、ファールフライアウトの割合が3.6%以上(打者全員のファールフライアウトの平均は2.5%)を掲載しました。
 なお、センターへのファールフライアウトはなかったので表から省きました。

 ファールフライアウト数の1位はルイス・クルーズ(ロッテ)で、フライアウト数に続いてのトップで、第2位の31個を大きく引き離しています。特にキャッチャーとファーストへのファールフライが多くなっています。これも積み上げていく記録ですので、当然のことながら上位には打席数が多いレギュラー野手が並んでいます。主に中距離~長距離打者タイプが多いようです。

 続いて、ファールフライアウトの割合を見ていきます。
 ライナーアウトほどではありませんが、ファールフライアウトも起こりにくいです。全打席数に占める割合は2.5%ですので、こちらも打者同士の差がつきにくい指標と言えるかもしれません。
 1位はルイス・クルーズ(ロッテ)の7.14%で、ファールフライアウト数に続いてのトップでした。昨年は2位だったので、安定して高い割合を残しています。